作家、原作者、著者:佐藤ヒロシ

  • もみじの柔肌

    小宮優一は社会人2年目。医薬品を扱う上場企業に就職したものの失敗続きで、ここ2週間ずっと終電コースだった。気分転換でもしようと休憩スペースに向かうと、同じ部署の先輩・楢崎雪江がいることに気付く。雪江は今年30歳ながら、男…
  • 妻恋

    平島健嗣がアーティストを志したのはある女性がキッカケである。●校3年生の春、隣の家に年の離れた夫婦が引っ越してきた。妻・加来蓉子は38歳に見えない美貌の持ち主で、蓮っ葉で垢抜けた雰囲気をまとっていた。夏場になり、薄着にな…
  • 首斬りのあとに

    中山謹一郎は南町奉行所の同心。死刑に処せられる罪人の首を斬る役目を担当していた。いくら罪人相手とは言え、誰しも自分の手で人を殺めたくはない。みな敬遠していたが、謹一郎はその仕事から逃げなかった。しかし、なぜか首切り後は異…
  • 熱海の未亡人

    21歳の大学生・吉原広弥は1人寂しく熱海に来ている。初めてできた彼女と旅行するはずが、直前に振られてしまい、初体験のチャンスも逃してしまった。仕方なく1人で観光することに。熱海駅に降り立つと、以前来た時とまったく違う風景…
  • ファーストキス―上京不倫―

    卒業してから27年。佐々木和巳は帰省に合わせて、初めて●●●の同窓会に参加した。そこで、●●●年の時に一時期だけ付き合っていた木村綾乃と再会する。それなりに歳を取っているが、可愛らしい顔立ちは当時のまま。あの頃にはなかっ…
  • なぐさめ温泉未亡人

    佐々木弓子は34歳の営業社員。6年前に夫を亡くした未亡人だ。8つ年下の部下・飯田芳彦と箱根湯本に出張に来ている。芳彦は彼女とそのまま温泉旅館に泊まる予定だったが、突然フラれてしまい落ち込んでいた。放っておけなかった弓子は…
  • 小悪魔協定

    翔太は学園生活を満喫していた。苦しい浪人期間を経て、やっと東京の大学に合格。山間部の田舎から出てきた。東京での学園生活は煌びやかすぎて、すぐには馴染むことができなかったが、親友の晴輝がサークル「広告メディア研究会」に勧誘…
  • 朧月夜

    46歳の式田秀晃は式田楽遊トラベルの社長。年下の妻と2人の娘がいる。親会社は父が社長を務めていて、腹違いで1つ年上の兄がいる。秀晃は愛人の子だったが、母親が亡くなったあと、本妻の義母に育てられてきた。ある日、女の噂ひとつ…
  • 僕を虜にした未亡人家庭教師

    20歳の大学生・坂本恵一郎は、見知らぬ田舎町で高野美咲と再会を果たす。彼女は10歳年上。●校時代の家庭教師だった。引きこもり経験のある恵一郎を大学入学に導いてくれた恩人で、憧れの女性でもある。しかし、美咲は夫を亡くして実…
  • 還暦サンタ

    根上一太郎は60歳。役所を定年退職し、悠々自適な生活を送るはずだった。しかし、退職金は8割方家のローンに消え、妻からは新たな仕事を探すようにせかされている。孫にクリスマスプレゼントを贈るには、懐具合が心許ない。それでも公…
  • 指と唇の関係

    只野利男は56歳。家族のために真面目に働いてきたが、子育ても終わり、定年も近づいて、ヒマな時間を持て余している。妻子との会話も少なく、趣味もないから、家にいると孤独感に苛まれる。そこで、金曜の夜はそのまま帰宅せず、ショッ…
  • 褒美の女体

    世は70年安保の真っ直中。大学1年生の中井亮太は学生運動に背を向けて、剣道に打ち込んでいた。ある日、ヘルメットを被った男を、やはりヘルメットを被り、タオルで覆面をした二人が襲撃する場面に遭遇する。二人はゲバ棒と呼ばれる角…
  • バスの中で触られて

    35歳の朝野さやかは、3年前に夫の利明を交通事故で亡くした。20歳近く年の離れた利明との結婚生活はわずか2年ほどで終わりを告げた。なかなか夫の死を受け入れられなかったが、少しでも前に進まなければと決心。そのキッカケになれ…
  • 未亡人兄嫁は咥えたがり

    上田吉生は、兄嫁・ふみかの家へ招かれ、食事をともにしていたところ、どうやら酔っ払って、ソファーに座ったまま寝てしまったらしい。ところが、股間に何かが触れる気配がして目が覚めた。視界に映ったのは、足の間に身を沈める兄嫁の姿…
  • 今夜は感じすぎるの

    葉月は久しぶりにバー「紫陽花」にやってきた。ここは20歳の頃、アルバイトした場所。気楽なお店で、やけに若いママも気さくな人で、客層もよく居心地がよかった。だが、1つ年上の学生と付き合うようになり、家庭教師をしていると嘘を…
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